『A Story from Berlin』part 3 – BONAZA COFFEEのオーナー KIDUKさんにBONANZA COFFEEへの想いをインタビューしてきました!

coffee,culture2016.12.03

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みなさん、こんにちは!

3回に分けてご紹介している『A Story from Berlin』はいかがでしょうか?

BONANZA COFFEEとの出会いから、ベルリン開催したイベントの様子を写真と一緒に紹介してきました。今回でラストとなるpart 3では、今回のベルリントリップのきっかけを作ってくださったBONANZA COFFEEのオーナー、KIDUK(キドゥク)さんのインタビューをご紹介します。

なぜコーヒービジネスをはじめたのか、というところから、ベルリンコーヒーシーンと今後のビジョンについてなど、KIDUKさんの熱い想いを神戸が聞いてきましたので、ぜひともご覧ください!

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神戸:来年で11年目になるBONANZA COFFEEですが、コーヒーショップをはじめたきっかけは、何だったのですか?

KIDUK:BONANZA COFEEEをオープンする前は、大手広告代理店のデザイナーとして仕事をしていました。当時、ここベルリンはITベンチャーをはじめ、クリエイティブな企業が各地から集まりだしてきていて、エネルギーに満ち溢れた魅力的な街へと変貌を遂げているところだったんです。その頃僕は、前からずっと好きだったコーヒーを「ビジネスとしてベルリンではじめたい!」って思ったんですよ。それが、2005年だったので、そこからオープンまで約1年をかけてコーヒーについてリサーチをしました。

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神戸:でもその頃は、まだスペシャルティコーヒーの存在が世界でもあまり広まってなかったですよね?

KIDUK:そうですね、あの頃は、アメリカのSTUMP TOWNが2店舗ほどの小さなコーヒーカンパニーという時代で、スペシャルティコーヒーは今ほど広まってなかったです。今では、イギリスや北欧を筆頭に世界でも有名はコーヒーショップが増えましたけど、当時ヨーロッパで有名なお店は1店舗もなかったので、参考になるお店もなかったんですよ…..。なので、BONANZA を開業するためのインスピレーションは、デザイナーとして培ってきたイメージをアウトプットしました。お店のデザインは、コーヒーを気軽に楽しんでもらえるように、シンプルさをベースにオープンバースタイルにして、全てが見渡せるような空間を意識したんです。

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神戸:オープンから10年を迎え、今のベルリンのコーヒーシーンをどう思いますか?

KIDUK:ここ数年で一気に変わってきたように感じます。バリスタとしてベルリンで働くために、ヨーロッパをはじめ様々な国から移り住んでくる人も増えてきたようです。アートが盛んな街ということもあり、クリエイターも多いので、同じようなマインドを持った人たちが集まってくる印象ですね。僕は、その環境だからこそコーヒーシーンを盛り上げているキーがあるんじゃないかなって思うんです。自然と“コーヒーを作る人=クリエイター”という形ができて、みんなで街を盛り上げているような動きに変わっていっている感じです。

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神戸:そうですね、コーヒーとクリエイティビティは大きく繋がっていると思います。これからもシーンが盛り上がることはもちろん大切だと思うのですが、コーヒービジネスを展開することにおいて、大切にしていることはありますか?

KIDUK:オープン当時から考えていることは、コーヒーをきっかけに、日々の生活が楽しく、そしてよりクリエティブになることです。そのためには、妥協のないクオリティカップが不可欠だと思っています。クオリティが低いと全てに対しての妥協に通じてしまうという考えなので、コーヒーのクオリティを追い求めることは、人々の可能性を広げることに繋がると信じているんです。

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神戸:今後のBONANZA COFFEEは、どのような展開を考えていますか?

KIDUK:過去にいろんなコーヒーファームやカフェを見てきているけど、まだまだ学ぶことが多いんですよね。きっとこれからも多くのことを学ぶと思います。もちろん「コーヒーに関わる全ての人が幸せになること」という軸は大切にしつつ、コーヒーをより多くの人に楽しんでもらえる環境を作りたいですね。例えば、豆の仕入れに関しても、ダイレクトトレードだけにこだわらず、流通システムがしっかりとしている農家さんや商社の方と一緒に友好的な関係を築いていくことも大切にしたい。そして一緒に働くスタッフも、コーヒーだけではなく、多くのことを吸収できるようなクリエイティビティ溢れる雰囲気を作り出せるようにしていきたいんです。

神戸:ALCBやONIBUS COFFEEも同じマインドでやっているので、共感できてとても嬉しいです! 今回ベルリンへ来れたのは、2年前にKIDUKさんとの出会いがきっかけですし、今こうして一緒にお話しできる関係が続いていることも素敵だと思います。

KIDUK:そうですね、それじゃぁ次回はスタッフエクスチェンジはどうかな?

神戸:いいですね! 技術や情報のシェアを通じてサスティナブルな関係を築いていきましょう。ありがとうございました!

<完>

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オーナーのKIDUKさん

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ALCBにゲストバリスタとして来てくれたJamesさん

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Jamesさんと一緒にゲストバリスタのサポートをしてくれた、BONANA COFFEEのバリスタ、Doraさん

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BONANZA COFFEEオープン当初からバリスタとして活躍しているFelixさん

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KIDUKさんのビジネスパートナーとして、BONANZA COFFEEを支え続けているYumiさん